コミュニケーション教育

コミュニケーション教育の必要性

国際化の進展に伴い、多様な価値観を持つ人々と協力、協働しながら社会に貢献することができる創造性豊かな人材を育成することが重要です。また、自分の感情や思いをうまく表現することができず、容易にキレるなどの若者が増えているとの指摘があります。

「企業は人なり」との格言がありますが、あらゆる企業活動は人によって行われています。

そして、その人が集まって組織が生まれます。組織は人と人とのコミュニケーションで運営されます。

つまり、企業活動の根底にあるのは、人であり、組織であり、それを円滑に進めるためにはコミュニケーションが非常に重要であることが分かります。

言い方を変えると、よりよいコミュニケーションがあってこそ、はじめてよりよい組織が生まれ、その組織によって、よりよい商品やサービスが作られと言えます。

 

良いコミュニケーションとは

コミュニケーションの結果は相手の行動に現れます。相手の反応が良い時は良いコミュニケーションが取れた時です。

コミュニケーションを取った後、相手の行動が思うようにいかない場合は、コミュニケーションの方法を変える必要があります。

良いコミュニケーションには、いくつかのポイントがあります。

1.自分の意見を主張し、相手を傷つけず尊重する事

まず、自分の意見をはっきりと相手に伝える必要があります。あいまいな表現や何を言いたいのかわからないような言い方では、相手が困ってしまいます。
まず、自分の主張をしっかりと行いましょう。

自分の主張がはっきりできない人は、表現力というより、自分自身に自信がない方が多いようです。そのような人は、まず、「自分を愛する事」から始めてみてはいかがでしょうか。

また、相手を傷つけるようなコミュニケーションをとると相手はこちらの希望通りには行動してくれません。人は感情で動きます。相手の感情を重視したコミュニケーションが必要です。

相手の価値観を認め、相手を尊重し、相手の意見を受け止める事が重要です。

自分は相手と同等であり、目上でも目下でもない。この「同等」の意識がとても大切なポイントです。

2.表現方法を工夫する事

メラビアンの法則(感情や態度について矛盾したメッセージが発せられたときの人の受けとめ方について、人の行動が他人にどのように影響を及ぼすか)では、話の内容などの言語情報が7%、口調や話の早さなどの聴覚情報が38%、見た目などの視覚情報が55%の割合であった。

つまり、話の内容より、言い方や見た目が大切です。

同じことでも言われる人によって受け取り方が違うものです。

3.コミュニケーションスキルをつける事

組織の中堅を担う人には、一般的には次のようなスキルが必要です。

■傾聴力

相手の言い分をしっかりと聞き、相手のメッセージをきちんと受け止める「傾聴力」が必要です。相手は「自分の言い分を理解しようとしてくれている」「分かろうとしてくれている」という姿勢が良い感情を生み信頼関係を作ります。

■質問力

良い質問は相手に気付きを生み出します。一般的に言われたことには抵抗を示す人でも自分で気づいた事にはしっかり行動できます。良い質問には相手に気づきを与え、相手を大きく動かす力が宿っています。

■コーチング力

若手を指示待ち人間から脱却させ、自律的な人材を育てていく必要があります。その場合に求められるのがコーチング力です。

■ファシリテーション力

コミュニケーション量が増大し、人と人との関係性が複雑化している中で、さまざまな課題が多い現代には、会議・ミーティングで参加者からアイデアや意見を引き出し、それを結集していく能力が求められています。

 

やっぱりコミュニケーション教育が必要

ますます複雑化する社会の中で良い組織、人と人との良い関係性を構築し維持してゆくためにはコミュニケーション教育が必要です。

なぜなら、繰り返しになりますが、あらゆる企業活動は人によって行われているからです。