自分らしく生きる事とは

人には個性があります。世界には何十億といった多くの人がいますが、自分と全く同じ人はいません。姿かたちもそうですが能力や興味等の個性や価値観等も人それぞれに異なります。

人は他人と違うからこそ存在意義があると言えます。他人と全く同じだったら自分はいてもいなくて大して変わらず、他人と違うことによりその人の存在意義があると思います。

一方、私たちを取り巻く環境・社会は時に流れとともに大きく変化してきています。地球温暖化と言われ気候が変わり、技術が進歩し、生活が便利になり、日本は少子高齢化が進み、社会制度や考え方も変わってきています。まさに様々な要因が私たちの環境を変えてゆきます。

この中で職業も大きく変化しています。数年前まであった職業が時代の変化とともになくなったり、形を変えたりしています。牛乳配達、電話交換手といった職業はなくなりました。一方、ホームヘルパー、ユーチューバーといった職業は近年生まれました。

私たちが仕事を選択する際、好きな仕事、自分の能力が発揮できる仕事をしたいと考えるのは、当然かつ重要な事で、いやな仕事、自分が苦手な事を職業にはしたくありません。自分の能力が発揮できる仕事、好きな仕事をしているときは、ハッピーで、努力も苦になりません。

そういう意味で「自分らしい仕事」を選択し、一生懸命がんばり、その仕事を通じて生計を維持し、幸福な社会生活を営むことができればハッピーです。

しかしながら、職業も需要と供給のバランスによりなり立っています。サッカー選手になりたくても、選手人数に制限があり、なりたくてもなれない人が大勢います。

私たちの職業は、需要と供給のバランスにより職業選択の範囲が限定されているのが実情です。

あなたは自分一人で生きられますか?
あなたは自分と同じ価値観の組織だけで生きられますか?
あなたは自分の好きな人とだけ交流して生きられますか?

L・サニー・ハンセンは人生設計において、次の6つの重要な課題を挙げています。

1.グローバルな視点から仕事を探す

一言でいえば、「視野を広く持て!」ということでしょうか。

どうすれば仕事を通して自分自身の欲求やニーズを満たせるかということに併せて、どのように社会や世界の問題やニーズを解消することに力を尽くせるかということを各個人が考えるべきだと言っています。

視野は世界規模でなくも、日本、地域社会、現在の自分の会社など、自分を取り巻く環境の中でそこに存在する問題やニーズの中で考えることが大切です。

2.自分の人生を”有意義な全体”として織り上げる

人には職業以外にも様々な人生の役割があります。家庭における役割、友達グループにおける役割、町内会での役割、趣味のサークルでの役割等々。

人は多元的なアイデンティティを持っており、それが人生の節々で優先順位をもって現れてきます。

職業選択においてはこれら人生の複数の役割と職業をどう組み合わせることができるかを考えるべきです。

3.家族と仕事を結びつける

伝統的な男女の役割は大きく変化してきています。これからもますます変化してゆくことでしょう。家事を分担し、子供の面倒を見、親の介護を行い、といった家庭の中で、どう役割分担してゆくかを考慮する必要があります。

また、安定ばかりではなく、転機が訪れることを前提とし、柔軟に対応することができるような準備を行っておくのが望ましいといえます。

4.多様性と包括性を重んじる

グローバル社会は、様々な人種、民族、社会、経済、宗教、身体能力、嗜好などさまざまな面で異なる常識や価値観が混在しています。

この多様性を重んじ、キャリア計画や形成においてもその違いを包括する道を探るべきと述べています。

5.内面的な意義や人生の目的を探る

「仕事を通じて人や社会に貢献する」「仕事を通して自分自身の内面的な意義を見出す」この考えを職業選択・キャリア形成において考慮すべきであると言っています。。

6.個人の転機と組織の変革に対処する

これからの社会には今以上に激しい環境変化が待っていることでしょう。もはや終身雇用は過去のものとなってしまいました。各個人が自分自身の人生の変化に対応する術を知ることが必要になってきています。

職業選択やキャリア計画には個人や企業が転機の意味を知り、対処する方法を理解できるよう支援することも含むべきです。